登山レポート
2016.07.16 憧れの表銀座縦走、槍ヶ岳へ(3)
| 行程・ コースタイム 【3日目】 |
槍ヶ岳山荘 (4:45) → 槍ヶ岳 (5:42) ・・ 槍沢 ・・ 槍沢ロッジ (10:03) → 横尾 (11:30) → 徳澤園 (11:25) → 上高地 (14:55) ※コースタイムは、メンバーの体力、天候等様々な要因で変わります。実際に山に行かれる際は、登山地図等を活用し標準タイムをご確認ください。 |
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快晴の槍ヶ岳登頂
表銀座縦走3日目早朝、太陽が昇ると同時に、槍ヶ岳山頂へのアタックを開始しました。
前日の悪天候がウソのように、空は晴れ渡っています。みんなで「あの雨はどこいった？」と無駄な問答をして笑います。
槍ヶ岳山荘～槍ヶ岳山頂への道は、岩稜の登り。岩場での基本技術である三点確保 (三点支持ともいう。四肢のうち三肢で体を支え、一肢だけを自由にして次の手がかり・足場へ移動すること) で登って行きます。
連休で多くの登山者が登っていることもあり、渋滞がありました。道はガレているので、落石に遭わないよう、自分も落石を起こさないよう、慎重に確実に足を運びます。ヘルメットは必携です。
下山者とのすれ違いを待つ間、穂高連峰のモルゲンロート (朝日で山肌が赤く染まること) に目を奪われます。
登るに連れて、高度感が増していきます。最後に垂直のハシゴを2つ登り・・・槍ヶ岳山頂 (3,180m) へ到達しました！
槍ヶ岳は、日本で5番目の高峰。360度遮るものがなく、絶景が広がっていました。
見上げれば真っ青な空、南側には堂々たる穂高の山々、北西側には裏銀座、東側には歩いてきた表銀座、その向こうには雲海、遠くにはうっすら富士山も。
仲間達と一緒にこの景色を見れて、感動を共有でき、最高の瞬間でした。
下山で経由する槍沢への登山道には、チングルマ、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ等のお花畑が広がっていました。可愛いお花の白色や黄色が、青空に映えて美しかったです。
どんどん小さくなる槍ヶ岳を、見えなくなるまで時々振り返りながら、降りていきました。
途中で大好きな徳澤園のソフトクリームをみんなで食べ、上高地へと下山しました。
先ほど槍ヶ岳山頂にいた時に上から見下ろしていた穂高連峰が、下の上高地の河童橋からも梓川のバックに綺麗に見えていました。
中日は天候に翻弄されましたが、判断力、臨機応変さが求められ学ぶことが多くありました。
何より、3日間で山の様々な表情や景色を見れて、最高の山旅となりました＾＾
